ピグミンテッド・タンニン

英:pigmented tannin
仏:anthocyanin-tannin pigment

ピグミンテッド・タンニンとは、色素成分であるアントシアニン類とタンニンなどのフェノール化合物が結合したものを指します。
アントシアニン類は不安定な物質のため数年足らずで色素が落ちてしまうのに対し、結合により安定化することで赤ワインの色を長く持たせるのが可能になります。
赤ワインの醸造では白ワインよりも高い温度で発酵を行い、果皮の細胞壁を高温とアルコールで破壊した上で、これらの成分をより多く抽出して安定化を図ります。
ロゼワインやシャンパーニュは製造上安定化が十分にできないため、赤ワインに比べ色素が落ちやすいとされます。

 

 

 

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