カルトワイン

カルトワインとは、雑誌やメディアなどの媒体で紹介されたりして知名度が急激に高まり、需要と供給のバランスが崩れて価格が高騰してしまったワインのことです。
1980年代以降、栽培や醸造の技術面が発達し、著名なワインコンサルタントやワインメーカーによりごく少量生産され、きわめて高値で取引されています。
ガレージワインのように小規模のワイナリーで造られている生産量が少ないワインがカルトワインになりやすく、一本の価格が数十万~数百万にまで高騰してしまうワインもあります。
主にアメリカ・カリフォルニア州・ナパヴァレーにおいて発生し、代表的なカルトワインとしては、「ハーラン・エステイト」や「スクリーミング・イーグル」、「ダラ・ヴァレ」などが有名です。

また、カルトワインを生産しているつくり手を「カルト」と呼ぶこともあり、一部のファンに熱狂的な支持を得ていおり、時にはロバート・パーカーによる点数評価によってもワインの価格が大幅に動きます。

 
[英語]cult-wine
[フランス語]vin culte
[イタリア語]vino culto

 

 

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