灰色カビ病

英：grey mold
仏：pourriture grise

灰色カビ病とは、葡萄をはじめとする多くの植物で、ボトリティス・シネリア菌により発症する病気です。
葉や花、果粒が灰褐色のカビで覆われて腐るといった症状が特徴的で、湿度が高く、温暖な環境で発生しやすいといわれています。イプロジオン水和剤である程度の防除ができますが、普段から、無駄な葉を間引いて風通しを良くするなどの栽培管理が重要となります。
一方、一部の葡萄品種では完熟葡萄に付着すると、貴腐化して極上の甘口ワインとなります。