砂利小丘

英:small gravel hill
仏:croupe de graves

砂利小丘とは、フランス・ボルドー地方・メドック地区で有名な砂利から形成された土壌です。
「秀逸なワインはジロント河を見下ろす斜面から生まれる」と古くから言われてきました。
ジロント河沿岸は河面の輻射(ふくしゃ)があるため温まりやすく、内陸部で心配される霜による影響もありません。
また降雨量は年間900mmとブドウ栽培には高めであるため、排水性の高い砂利質土壌が適しています。一帯は標高も低く、地表から地下水までが近くなるため、小さな丘であっても地下水の永享を受けにくくなります。

 

 

 

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